銀河はめざめた

Annaの雑感、ショップ日記、巡礼記、キスマイごと

BABYMETAL 『WORLD TOUR 2016 LEGEND ~METAL RESISTANCE~ BLACK NIGHT』 at TOKYO DOME  2016.9.20

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人には、何かを「征服したい、打ち負かしたい」という欲求と、逆に何かに「征服されたい、打ち負かされたい」という相反する2つの欲求が備わっているように思います。

 

去年の話になってしまいますが、2016年の9月20日、BABY METALの東京ドーム公演に行ってきました。

 

…とにかく、すごかった。

…ほんとうに、すごかった。

…とにかく、うちのめされました。

 

コンサートの時間としては1時間半という短いものなのですが、一瞬という時の中に千年も万年もの時間が濃縮されているような1時間半で、終わる頃にはアドレナリンが出過ぎて頭が真っ白になっておりましたよ。

何をみせられたのだろう。
なんというものを見てしまったのだろう。
それが感想でした。

すごいことは動画などで知っていたけれど、生で見る彼女らのパフォーマンスに魂の底からしびれたのでした。10代の華奢な女の子3人がそれをやってのけているのだものなあ。言葉になりませんよ。
特にボーカルのすぅちゃん(SU-METAL)は女神(美しいだけでなく恐ろしさも併せ持つ)を降ろしているかのようで、格好よすぎて黄色い叫びを上げていました。(周りは野太い雄叫びでしたが)

コンサートやライブって、どうしてもだれる瞬間や自分の集中力が切れる瞬間ってあるのですが、頭からラストまでずっと鳥肌たっちぱなし、アドレナリン出まくり、血がずっと沸騰しているという感覚は初めての経験でした。

現代にみるアイドルとはファンであったり大衆の想いであったりの憑代という意味合いが強いように感じるのだけど、そういったものを超えて、もっとごくごく根源的な「IDOL」という言葉の意味を彼女たちは体現していました。ええ、その時BABY METALの3人の少女たちは大いなる何者かと合一した偶像であり憑代…、太母神のようなとても大きなものを地中深くより呼び起こしていたように感じました。それがFOX GODなのかどうかはわからないけれども(笑)

 

とにかく圧倒的なものが好きです。

誰にも媚びたくないし従いたくはないけれど、人智を超えた美しいものには、私はちぎって投げられて、ぼろぼろにされたい。絶対に叶わないって打ちのめされたい。徹底的に敗北したい。
そういう欲求が魂の奥深くでじりじりと何かを焦がしているのを、久しぶりに味わった、ディープなコンサートでした。

2017年もよろしくお願いいたします

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2017年、あけましておめでとうございます。
2016年もあっという間に…けれども数年分ぐらいの濃密さで、過ぎ去ってゆきました。
今年も1年きっとそんな1年になることでしょう。
今年引いたおみくじに、このような言葉が記されていました。

 わが心 奥までわれが しるべせよ
 わが行く道は われのみぞ知る

素敵な言葉です。
今年もたくさん楽しいマジックを使って、私にしか歩けない道の一歩一歩を踏みしめたいと思います。
本年もarcanumとannaをよろしくお願いいたします。

そして写真は、今年最初に訪れた神社です。
1日の夜、運転中に同乗者が、綺麗な三角形のお山に灯籠が光ってるのを見つけて、誘われるように突撃してきました。古い街道のそばにひっそりと佇む素敵なお山、頂上の雷神社の境内からは国道沿いの家の灯と夜空の星々が見えてとても綺麗で、誰もいない境内は穏やかで静かな時が流れていました。

今年も沢山のこういった場所にご挨拶できるといいな。

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2017年が、皆様にとって素敵な年になりますように✩

あいすることはチャレンジだ

先日、千春兄貴が福島に遊びに来て下さいました。会津の魔法使い仲間たちと兄貴をお迎えしてきましたよ。

猪苗代湖に行きたいという兄貴のリクエスト以外、何も決まってなかったのですが、突如、新潟は弥彦神社に行くことになりました。またかよ(笑)
もうほんと腑に落ちないんだけども、弥彦には月イチぐらいで通わせて頂いている。もしかしたら私はある部分で弥彦と人を繋ぐような橋のような立ち位置にいるのかもしれないなぁと思ってみたり。
以前、弥彦と自分の関係で引いたカードが「AEON<永劫>」だったからなぁ…色々諦めてます(遠い目)

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美しい弥彦の自然と、日本海、みんなで巡るとてもいい時間でした。

さて兄貴の龍御伽セッションを6月に受けたことは記事にも書かせて頂きましたが、その時に相談した内容が恋愛とかそういったようなテーマのことでした。この時に言われた魂の思考のくせを意識しながら3ヵ月やっていこうという話でしたが、とにかくこの3か月というのは、男性や恋愛、誰かと関係を築くことに対して、心が傷つき、深く拒否しているのを改めて感じるような期間でした。そしてそれが「私は愛するものを傷つける存在だ」という自分を幸せにしない信念から来ているもので、もうその信念にほとほと飽きているということも…。

その後、9月に兄貴の十和田湖からの四代元素の遠隔ヒーリングを受けました。そのシェアで「尻込みすることが来ますが乗ること。無視しても乗るしかなくなるから。」とあり、自分でもトートタロットのワンド8を引いたりしていて、思い当たる節もないけど何が起きるの?!コエ―!!!と思っていたら、次の週ぐらいに電光石火の如く「彼氏」ができたというね。あんなに恋愛無理だーーと思っていたのでこの展開にはびっくりです(笑)

彼と初めて会った日は、龍御伽のぴったり3か月後、十和田遠隔のぴったり一週間後でした(笑)本気で向き合いたい事柄、動かしていきたい事柄へ対する兄貴の後押しの魔法の力強さはあいかわらず凄い。ありがとうございます。

しかしながら、私には、「自分が関わることは全てダメになる相手を傷つける、そんな私は愛されるに値しない。」…という古い思考回路があるので、実際には傷ついているのは自分だとしても、相手や何かを愛するということエネルギーをかたむけることが非常に恐ろしく、とてつもなくチャレンジなことなのです。
今まではその思考回路があったので、愛情を注いでも育たないところ…誠実さや優しさからは離れた人ばかりを選んでました。そういう相手なら自分が傷つけることはないだろうという無意識の思い。そして傷つけるより傷つくほうが慣れてるから楽だという、ある意味魂の需要と供給ですね~。
そういう意味でも彼は今まで出会ってきたどの人とも違う誠実さや優しさに溢れていてピュアなハートの持ち主、日々彼と関わることで、「私が愛するものは傷つかない、全力で愛してもいい。」という思考に少しずつスライドしていっているのを感じています。いつかはその古い思考回路がもっともっと細くなればいい。
相手と自分を信頼すること、愛すること愛されることは、チャレンジ。ほんと鍛えられてますし、いつもたくさんのものをありがとう。

そんな彼も連れての弥彦探検でした。
なんだか新鮮な一日でした。ものすっごいHPMP使ったけども(笑)
色んな人が関わってくれることによって再確認することや、新たに知ることがあるので、面白スポットに何度も色んな人と足を運ぶことが楽しいです。ええ、厨二なので。

 

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最近、関わる人の向こうに世界が透けて見える(感じる)時があります。
時の精霊?自然界のディーヴァもしくはエレメンタルのようなものが見せてくれる景色。それを感じた時に、いつも思うのは、もっともっとこの世界を全力で愛したいなあということ。

だからわたしはこれからも愛することには背中を向けたくない。立ち向かっていきたいなぁと思うのです。 

 

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↑兄貴からお土産でもらった長野の神社の御守り。色味とデザインが素敵でバッグにつけてます^^

あなたにとっての善は誰かにとっての悪かもしれない。

昨日、マウンティング女子というようなテーマで某お二方と話しておりました。
とりあえず失礼な人間が嫌いだなぁ~と思うこの頃。

自分の常識が、他人にとっても絶対的に正しいことであると思い込んでいて、それを押し付けようとする人が嫌いです。そしてそれをすることによってマウンティングしてくる人が嫌い。
昔は、されてることにすら気付かなくて、笑って流していたけど、今はもういくら親しい間柄のヒトであっても、それをやられた瞬間に心が拒絶反応を起こしてしまうのです。
親しい間柄だから変な気を遣う必要はないと思うけど、どんな相手にも言葉や行動に思いやりは必要だと思いますよ。

「(そんな変な恰好してないで)もっとこういう髪型とか服を着たら男子ウケいいのに。」
「仲間内で結婚してないのAnnaちゃんだけじゃん。残っちゃってるじゃん。どうするの?」

これは昔からの知り合いにだいぶ前に言われた言葉だけども、心にチクリと残ってる。
それを言われた時の状況を考えると、彼女らは私の事を下に見てるんだなあっていうのが透けて見えるんだよね。この言葉だけじゃなくて、思い返すと彼女らには色んな事を言われたなあとおもう。忘れたけど(笑)
言った本人はとても無意識で、良かれと思って言ってるのかもだけど、思い出すと理不尽な言葉だよなあ~って思う。
自分が思っている「善」は他人にとっての「悪」かもしれない。
友達とは横の繋がりであって、縦の繋がりではないし、そもそもどんな格好をしていてもどんなライフスタイルをしていてもその人の個性だよね。それを認め合うからこそ「友達」なんだと思う。

でも逆にね、自分もそうやってどっかで無意識に他人を線引きしてラベルを貼ってしまうこともきっとある。
気をつけなきゃなって、そういうことがあるたびに、自分を見つめ直すよね。
年齢を重ねるたび、厚く強くなっていく部分はあるけれども、決して厚顔無恥な大人にだけはならないようにしたいな。
そして色んな多様性を楽しめる人間に、熟成されていきたいなと、そう思う秋の日でした。
 
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今年は紅葉が遅いっぽくて、先日裏磐梯に遊びに行った時もまだ葉っぱがほんのり黄色という感じでした~。
深まりゆく秋、めいっぱい楽しみたいと思います^^

水曜日のカンパネラ [ ミツコ ]

大好きなキスマイの北山くんが水曜日のカンパネラ聞いてるっていうから意外だなぁと思いつつ、先日たまたまNHKのSONGSで彼女らが特集されていたので、拝見しました。
と~~ってもカオスなのに、そのくせ計算尽くされた世界観と、ボーカルの子…コムアイがとっても頭がよさそうで、話している言葉に戦士のタマシイみたいなものを感じたので、TVを消してすぐさまレンタルしにいきました。美しい電子音のメロディに乗る奇天烈な歌詞、それをコムアイというアイコンのような女性が歌い上げる。私はどうしてなのだろう、その歌詞にくすりとするよりも、無性に泣けてきてしまったのです。

特に「ミツコ」という曲の「お前はきちっと落ちてこい、ここまできちっと落ちてこい。お城の周りをぐるぐる周って来い!」という歌詞が流れた時に、涙がぼろぼろと…。
でも何度も聞いているうちにこの曲ってもしかして、アレ?そこそこエロいことを暗喩してるのかな?と思い、ググってみたら1997年に起きた東電OL殺人事件を元にした園子温監督の「恋の罪」を題材にした曲だそう。1人の女性が娼婦になって行く様、女性の根源的な欲について描かれた映画だそうで、、自分の謎のアンテナに触れてしまった理由が、なんとなく分かりました。

そのアンテナというのは今世の自分のセクシュアリティに関するちっぽけな体験だけでなく、それはきっと自分の肉と骨と魂の…最下層にある、自分のルーツの1部でもある堕ちた太母神の集合意識とかそういうものにリンクしてしまったんだなぁと思いました。

フェミニストでもなければ女性至上主義でもないけど、理由もないのに幼い頃から魂の深いところで男性や男性的価値観に対してはリリス*1的なアプローチで制圧するべきものだと、そう感じている節がありました。けしてそれは表に上がってくるものではないし、実際に何か行動に起こすわけではナイのだけど、深いところでそういった男性優位の価値観や歴史に対する怒りや悲しみと繋がっているような感覚がありました。それを水曜日のカンパネラのミツコによって呼び起こされたようです。

どこかのタイムラインで実際に自分のセクシュアリティを踏みにじられるような出来事が起きたのかどうかは分かりませんが、時折呼び起こされるこういった感情は歴史の中で女性のセクシュアリティの神聖さが書き換えられ貶められたことの象徴としての追体験なのかもしれない。…と受け止めています。

然しながら魂のバックグラウンドがどうあれ、今現在の私は、男性や父権制社会へのフクシュウのために生きているわけではないから、色んな次元のレベルで彼らと、そして彼女たちとは手を取り合っていきたい。そう思います。でもきっとこの時期、自分の最下層に眠るものたちのカタチを知ることはとても必要だったのかもしれないなぁ。彼女たちのカタチを受け止めることでまた動き始める時とエネルギーもあるのでしょう。そのためにこの曲に出会ったのかな、なんて、たったひとつの曲に大げさなことを思ってみたり。
だって水曜日のカンパネラコムアイなんだかとっても女神っぽいし、太古のエナジーも感じるんだもん。それはどちらも私の魂と親和性のあるもの。
女神といってもキラキラ美しいというのが女神とは思っていなくて、女神…太母神というのは、怒りや悲しみなどの恐ろしい面も引き連れているようなそんな。

そして、うつくしくきちんと折られた和紙の箱の中で魑魅魍魎百鬼夜行しているのが水曜日のカンパネラのイメージ。だからこそ最下層の何かをざわつかせることができる、まるで日本という国そのものを体現しているような集団だなあと思います。なんとなく。

11月には新潟にいらっしゃるようなので、初のナマ水カンを拝んで来ようと思います。(今年コンサートとか行きすぎじゃね?笑)

 


水曜日のカンパネラ - ミツコ@鬼ヶ島の逆襲

 

シネマジャック
 

*1:リリト<リリス
へブライの伝承によると、アダムは獣たちとの交合に飽きて、リリトと結婚したという。獣たちとの交合は、旧約聖書では罪と断定されているが(『申命記』 27:21)、当時の中東の牧夫たちの間では、普通に行われている風習だった。アダムは力づくでリリトを自分の下に横たわらせ、男性優位の社会で良しとされている例の「宣教師流の体位」をとらせようとした。イスラム教徒たちは、性交は男性が上の形で行われなければならないと強く主張していたから、「女を天にし、自分を地にする男は、呪われてあれ」とまで言った。カトリック教会筋も、男性上位以外の性交姿勢は、すべて罪であると言った。しかし、リリトはイスラム教徒でもカトリック教徒でもなかった。彼女はアダムの粗暴な性行為を冷笑し、アダムを罵り、彼のところから逃げ出して、紅海の近くに住みついてしまった。

神は、天使たちを派遣して、リリトを連れ戻そうとした。しかし、リリトは天使たちをも罵り、神の命令を無視して、「デーモンたち」と交合して時を過ごし、毎日100人の子供を生んだ。そのため神は、リリトの後釜として、リリトよりも従順なイヴを作り出さなければならなかった。

リリトの多産性とその性的な好みからして、リリトは、アダムによって代表される遊牧民の侵略に抵抗した定住農耕部族の太母であったことがわかる。初期のヘブライ人たちは、牧者アベルが農業と鍛冶を司る年長の神カインによって殺されたあとで(『創世記』4:11)、アベルの血を飲んでしまった太母リリトを嫌っていた。しかし、リリトの「紅海」は、カーリー・マーの「血の大海」の異形であり、「血の大海」は、万物を生み出すと同時に、供犠によって定期的に血を補充される必要があったのである。 バーバラ・ウォーカー

Empressなブレスレット

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先日、オーダー頂いていたアクセサリーをお納めしてきました。

イクラルチャクラを癒すことと、ライダー版タロットの女帝なイメージでとのことで繋いだブレスレット。
ハートのリカバリーと、ふかいところからの変容の祈りもこめつつ、繋がせて頂きました。

 

ヴェルメイユシルバーのビーズと留め具でクラシックなイメージに。
久しぶりにがっつり魔法の効いたブレスレットを製作できてとても楽しかったです。

T様ありがとうございました^^

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アクセサリーのお問い合わせは、オーダーは下記ホームページへ。

arcanum  http://andromevda.jimdo.com/

メトロポリスをとびだしてひかりとみずとそらにカタチはとけてにじんでなくなって。

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先週末の風景。
おしごとで一週間、東京に出張してきました。

そして出張明けのにちようび、某様をお誘いして、猪苗代と裏磐梯の湖水を堪能してきました。
田舎から都会へ、都会から田舎へ、びゅーん。

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晴れ渡った空も好きだけど、曇り空の湖も幻想的で好きなのだ。
不思議な光が水面に横たわっていました。
自然の中にぽつねん、何も考えず、からっぽになる瞬間。
じぶんのちっぽけさがしみるねぇ。

 

数日の間にメトロポリタンと雄大な自然との間をスライドしていると、どこに自分がいるのかが曖昧になるけども、どちらも日本でどちらもふるさとなんだと思うこの頃です。まあでも人の気配の少ないところが好きです(人口密度のはなしではなく)

 

そしてはじめて裏磐梯MOTO COFFEさんに行ってきました。
コーヒーが非常に美味しかった^^

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よきひとときでした。