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銀河はめざめた

Annaの雑感、ショップ日記、巡礼記、キスマイごと

棚機津女(たなばたつめ)にみる古代祭祀

古代妄想
去年から意識的に土地巡りをしてきて、気づいたことが色々あるのですが、その一つに龍と織姫(機織の女性)の伝承がセットになって伝わっている場所がとても多いということがあります。
龍の住む沼に機織をする美しい女性が現れるとか、竜宮城にいったら美しい女性が機を織っていたとか色んなバリエーションはあるでしょうが、「龍もしくは大蛇」「機織る美女」「水辺」は3点セット。

古代日本はかつて世界中がそうであったように母権制社会だと私は思っており、政治と信仰が明確に分けられていない時代、それを取り行うのは邪馬台国卑弥呼のように女性が務めていたのだと思っています。
この頃のカミと呼ばれる存在は何だったのか、それは先日のブログにも書かせて頂いたように、私は自然界のスピリット、宇宙からやってきたエネルギー体などなどであったと思っています。

龍や蛇は古代日本の代表的なカミだったと思います。(もちろん龍だけではないと思いますが)それらを崇める女王(シャーマン、巫女)とその一族とが日本の 各地に穏やかに生活していたのではないかということ。昨年からのお仲間達との情報交換などで色々浮かび上がってきました。

そんな龍の巫女たちと機織についてですが、古く日本には棚機津女(たなばたつめ)という言葉があったようです。
選ばれた巫女が水辺に湯河板挙(ゆかわだな)という小屋を作り、
そこで神の衣を織りながらやってくる神の一夜妻になるというもの。
その巫女たちを棚機津女といったようです。
何故、衣を織るのか良く分かりませんが、縦糸と横糸を一本一本交差させるという織の技法はなんだかとても呪術的で神聖な感じがします。
その後、中国から伝来した七夕信仰と棚機津女の伝承は融合していくようですが、
この棚機津女とは龍の巫女たちのことだったのではないでしょうか。


日光の鬼怒沼福島県二本松市の民話や伝説など、各地にそのような伝説が残っていますが、特に縄文や出雲などのまつろわぬ神々の息吹を色濃く感じるような土地に、このような伝承が多く残っている気がします。
会津にもそのような伝承が、三島町カルデラ湖、沼沢湖に大蛇伝説と機織の女の怪として伝わっています。退治された大蛇の頭を埋めたといわれる沼御前神社は、機織の上達を願った娘たちの参詣でにぎわったようです。

縄文から弥生、古墳時代へ、母権社会から父権社会へと移行していくなかで、
このような古来の神々を信奉する女王や巫女、その一族は消えてゆきます。
その名残のように没落した神々と巫女たちは、怪異譚のように後世に語り継がれたのではないでしょうか。
この関係性については今後も色々な考察が必要でしょうが、機織姫と龍(水神)の関係は深そうです。
そうそう、龍の巫女、女神と云えば思いつくのは豊玉姫玉依姫などの乙姫達。
海神の娘達は半分人間でないような感じに描かれていますが、もしかしたら龍を祀っていたシャーマンたちは本当に半分人間じゃなかったのかもしれない(笑) そこら辺のことをいつもお世話になっている横浜ArganzaのAmariさんが興味深い説をブログにアップされてますので、よろしければ読んでみてくだ さい。

10/21 世界樹の木影 「神話と女神とキャンドルと・・11〜12月の企画色々☆」