銀河はめざめた

Annaの雑感、ショップ日記、巡礼記、キスマイごと

王の花

皆様こんにちは。毎日ほんっとーーに暑いですね;;
お盆休みは半分以上仕事だったので、月曜日からようやくゆっくりまったりな日々を過ごしております。
 
そんなお休み中に、8月の頭ぐらいに思い浮かんだブレスレットを形にしました。
エメラルド×ラピスラズリ×リビアングラスのブレスレット💎

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こちらは元々は我が家のパートナー君に必要な石というので浮かんだものを
レシピ変え販売用に製作したものです。
 
伝統的にエメラルドは未来の出来事を告げると信じられ、真実を明かすものだったようで、そのことからあらゆる魔法や呪文の敵だったそうです。
ラピスラズリも、前に記事にしたことがありましたが、
ジェーアン・ダウさんの著書では、他人の意見や投影によって汚染された精神体…つまりは自分でも気づいていない「作られた自分」を一掃し、ほんとうの自分と直面させてくれるというようなことが、書かれていました。
真実を写す鏡のような石です。
 
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ブレスレットの具体的な効能は、 
言葉の呪いを解いて、真実と共に在る、輝く。
他者からの言葉や環境に影響され、いつの間にか形成されていった「自分」という枠を解消し、真なる自分に立ち返る…というか自分の才能や資質を過大評価せず、過小評価せず、改めて識るみたいな。
言葉の呪いを解く…ということで、護符としてもしっかり働いてくれるかと。
写真撮ってから気づいたけど、リビアングラスが五芒星の位置で配置されてる。
魔除けばっちりじゃん、ナイス、自分。笑
 
守備よく五芒星に配置された(笑)リビアングラスとは
リビア砂漠に隕石が衝突したことでできたテクタイトと呼ばれる天然ガラスの一種です。
ツタンカーメンの副葬品にリビアングラスで作られたスカラベの胸飾りがあるのはとても有名です。スカラベは太陽神の化身とされていました。再生・復活の象徴です。
地球以外の星々から齎された物質というところから、別な視点からの情報を受け取ることや、意識の転換により自身を変質させていく、高めていく効能なども期待できそうです。
 
もろもろの連想や使用した石のイメージから「王の花」というタイトルをつけましたが、
王とは自分自身の真の価値と、その力の使い方を十分に理解している者のことをいうのではないかと思っています。
他者や己によってや作り上げられた幻想や言葉の呪縛にとらわれることなく、高い視点から自分を見つめることができる。
 
これを身に着けた人が、何者にも惑わされることなく自分自身の王であることができればいいなと思っております。
 
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2本用意しましたが、1本は既にお嫁入先が決まっております。
残り1本、オンラインショップに掲載中です。
お値段は送料込みで15,000円。

もしご縁を感じてくださった方がいらっしゃいましたら^^

 

ブレスレット 【 王の花 】

https://atcanum.thebase.in/items/32799196

暑中お見舞い申し上げます

皆様お元気でいらっしゃいますか?
もはや雨季では?というような長雨の7月でしたね。
豪雨の被害にあわれた地域の皆様にお見舞い申し上げます。
また8月に入り、一気に暑くなってまいりました。
暑さ厳しき折柄、皆様くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
 
さてさてお久しぶりの記事なのですが お知らせをば。
オンラインショップに新しいアイテムを追加いたしました。


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アイオライト 真鍮リング(11号)

先日、イエローサファイアのルースを使った同じ真鍮リングを作りまして、Facebookでお知らせしたらすぐにお嫁入りが決まってしまい(ありがとうございます!!)、オンラインショップやこちらにてご紹介できなかったのですが、
今回はブログで先にお知らせいたします。笑
 
スリランカ産の透明度が高く色味も美しい天然のアイオライト、表面に細かな傷があるため格安でルースを入手することができましたので、こちらのお値段でのご紹介です。傷、といっても気になるほどではないので、もしご興味のある方はぜひぜひ。4400円、11号サイズのみです。
 
アイオライトは、鉱物学上ではコーディエライト(菫青石)と言います。
バイキングがその昔、航海に出る時に携え、日光に向けて回すと色が変わるという特性があり、羅針盤の方角を算定するのに使ったといたという云われがあるため、目標に向かって正しい方向へ向かうことや、霊的成長を促すとされています。

その人にとっての正しい方向へ〜というところから、周囲の期待から自由になり、本来の自己を表現することや、自分で責任を負うように奨励することから、相互関係の中での共依存を克服することができるなどの効果が期待できます。
 
また土台となっているメタル、こちらは真鍮となっております。
真鍮は銅と亜鉛の合金です。
魔術的な意味合いでは真鍮は金の代用として使われてきたそうで、特に金運、守護、ヒーリングに使用できます。
真鍮製のアクセサリーを身に着けると、負を跳ね返す防御魔法にも用いられるようです。
 
うん、宝石魔法を勉強したくてねーー、最近はいろいろ本を読み漁っております。
石の魔術を極めてゆきたいのですよ。

石の魔術師になる、おで。ほんきで。

講座もたくさん受けていこうと計画しているところです。
鉱物学としての石、魔力を持つものとしての石の二つの側面を学ぶだけでなく、
占星術もちょっとまた基礎から勉強しなおしたいなと思っていて、単発の講座とかいろいろ受けてます。護符を作るには、星の配置を読めたほうが圧倒的に護符としてのパワーがアップすると思うのですよ。
私が作りたいものは、アクセサリーではなくて、やっぱり護符とかの魔装具なのですよね。綺麗なだけじゃ楽しくないと、しみじみと思います。
今後はもっと天体の動きや、季節に合わせてアイテムをご提案していきたいと思っています、どうぞよろしくお願いいたします。

 

あ、それと試験的にnoteを始めてみました。

note.com


こちらのはてなブログはショップのお知らせとか、気合い入れて書くぞー!って感じの記事を残す感じなのですが、それだとなかなか更新できないので、こまごまとした呟きや雑感などをつづってみようかなと。
より自分の生態に近い感じですかね。
 
あとはtwitterFacebookinstagramなんかのほうがよく出没しておりますので、
ぜひご興味のある方はそちらをチェックしてみてください。

 

arcanum amulet MIDSUMMER & ABYSS

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皆様こんにちは、お元気でいらっしゃいましたでしょうか?
今日は夏至で部分日食でしたね、372年ぶりのことだそうです。今この記事を書いているまさに今、食が起きている状況です。

そんな中、夏至限定ブレスを各2〜3本ずつ販売したいと思います。

ひとつめはミッドサマー(夏至)ブレス、コーネルピンを要石にプレセリブルーストーン(ストーンヘンジの石)などを使用しました。

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写真より実物は軽やかな初夏の風のようなイメージのブレスですが、効能はしっかりずっしり。テーマとしては、「ズレたものを嵌め戻す」、、今年の上半期はコロナ禍からはじまり、世界の状況などから不安を感じやすい半年だったかと思います。不安や恐怖に無意識に引っ張られてしまっているのを、持ち主様の軸に戻し再構築します。

また、日食は不吉な象徴としても捉えられておりますが、このブレスを製作している時に、太陽と月が重なる時に火花が放たれるイメージが浮かびました。この何かと何かが重なる時の火花のようなエネルギーを良き方向に使えるような働きもありそうです。

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そして、アビス(深淵)ブレスのほうですが、こちらはアイオライトペリドットモルダバイトを使用したブレス。パーツは六芒星や蛇、ザクロなどのシルバー925。少し前に癒しをテーマにした使いやすいブレスを作ろうと思い立ち作ったのがこれの元となったブレスでしたが、癒しとは???みたいな魔術感たっぷりな子に仕上がってしまったという(笑)

こちらのブレスを作っている時に浮かんだイメージは、水銀の海の中に深く潜って古代の知恵や受け継がれてきたものと共に再び浮かび上がってくるというもの。効能としては深淵という光や他のものの影響のないところでじっくり休んで素早く回復するようなイメージ。他者や世界の影響を取り除き自分の軸を思い出し、自分の中に知恵=光を見つけるようなブレスです。

 

2つのブレスも軸を戻すという意味では、一緒なのですが、ミッドサマーブレスは歯車をカチカチと合わせる感じでアビスブレスは他の情報を遮断して思い出させるようなイメージ。

下半期に向け、お供としてお使い頂け増したら幸いです。

 

ミッドサマーブレスは、25000円。

アビスブレスは、29000円。

 

それぞれ追加で6600円にて熊谷千春さんによる魔法をお付けすることができます。

 

7月初旬までにはお届け予定です。

 

ご希望の方はこちらからご購入下さいませ🙇‍♀️

 

arcanum amulet MIDSUMMER

https://atcanum.thebase.in/items/30773669

 

arcanum amulet ABYSS 

https://atcanum.thebase.in/items/30773889

 

熊谷千春さんによる魔法コーティング

https://atcanum.thebase.in/items/26858641

汝、インカローズに沐浴し、悠久の傷を癒したまえ

皆様ご無沙汰しております。
5月に入りましたがまだまだ不安な状況が続いておりますね。
生活様式や働き方をがらりと変え、対応で疲れも出やすくなっていると思いますが、無理せず緩めれるときにはゆるりと参りましょう。

さてさて、記事は半分出来ていたのですが
なかなか投稿できずにいたものを少しずつアップしてゆきます。

2~3月ぐらいにこんな夢を見ました。
海外のヴィンテージショップをうろうろしている私。
ショーケースにとても大きな<菱マンガン鉱(ロードクロサイト・インカローズ)>の標本が売っていて、そのありえない値段に興奮して(1500円だった・笑)一緒に来ていた知り合いたちに購入を勧めるんだけど、みんなあんまり興味がない様子。
仕方なく別なコーナーの小さな箪笥の引き出しを開けていると、そこには天然石(ラリマー、ヒデナイト、フローライトとか。。。)やガラスのペンダントトップがたくさん入っていました。更にどんどん引き出しを開けていくと、真鍮枠に嵌った5㎝ぐらいのハート型のインカローズが。裏面に一か所凹みがあったけどこれなら使えるな、と思い購入する。…というもの。
なんだか印象的で目が覚めてもはっきり覚えていました。

昨年後半の、トラサタブレス作製の折にもインカローズの夢を見たりして、ずっとインカローズが地味にアピールしてくるので、上記の夢を見たタイミングでインカローズに改めて向き合っておりました。

今回深く向き合ってみて感じたのは、孤独感とか、そういうところからくる自己否定みたいなものに、とってもよく作用してくれるなということ。
ハートの傷を癒し、溢れんばかりの愛を注いでくれる。
愛という言葉が苦手なら、安心感・満たされているという感覚、でも。
人を羨んでしまったり、自分のできなさや、持っていないことばかりに目が行ってしまう時、なぜそんなことが心の中で起きるのかをきちんと理解し、傷を癒す作業は大切です。
そして癒し満たされた時、人は自分の情熱~創造に集中できるのだろうなと思います。 

そんな心の傷や欠乏に<愛>を届けてくれる、インカローズの効能ってやっぱり素晴らしいなと、そう思いまして、3月末~4月にかけて、<傷>を癒すのに特化したブレスレットも製作しておりました。
今まで意外とインカローズを主役に作ったブレスやペンデュラムはあまり作ってなかったのですよ。
Facebookのほうではご紹介しましたが、ブログやオンラインショップで紹介する前に売り切れてしまいまして、後からのご紹介になってしまい申し訳ありません。

その名もインカローズ絆創膏ブレス。笑
(きちんとした名前を付ける前に完売してしまいました)

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アルゼンチン産インカローズの美しいビーズが少量手に入りまして、
別途、千春兄貴の傷の治りを良くする活性化の魔法もお付けし、計5本製作させて頂きました。

絆創膏だから柔らかい感じで〜と思ってたのに、
なんかゴージャスで華やかな感じになってしまったのでした。
いつもそうだけど、今回は特に作らされてる感がすごかったな。
製作時は神の傀儡と化しておりますです。
アヤシイですけども、ええ。(笑)
ルチルの隣にアンバー とか鬱陶しくない?と、場所替えようとするんですけど、そこじゃない!みたいな。自分では、ぜっえったい選ばない組み合わせ。

千春兄貴に完成した写真お見せしたところ、
エジプトの女神がゴージャスな風呂場で沐浴するイメージと共に

『 悠久の傷を癒す 』

って言葉が降りてきたそうです。
アムリタとか変若水のような感じで、女神のエネルギーの沁み込んだお湯に浸かってしっかり癒される感じでしょうか。
なので、今生だけでなく、ながーい魂の歴史の傷を癒すのにも最高だと思います。

我ながら良きブレス作ったわ(自画自賛


そして下の画像は昨年、トラサタブレスの試作で製作した冥王星ブレスの初期案。

夢で冥王星インカローズ(もしくはインペリアルロードナイト)!と言われて作ったんだけど、皆さんにとっての冥王星というか私にとっての冥王星インカローズだったのかもしれないなと思い、自分用に使っておりますよ。
そしてともすれば「己なぞ…」とうじうじしがちな私に、お前の<愛>はそんなもんか!とことん向き合ってトライするのだー!と突きつける楔となっております。
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悲観せず楽観せず。

コロナ流行の折、こちらを読んでくださっている皆様はいかがお過ごしでしょうか。
や~、ほんと状況は3日でがらりと変わりますね。
私の住む地方は感染者も少なく、都会ほどの緊迫感はありませんが、観光業で食べてるような町なので、ひしひしとその影響を感じております。
本業の方の会社は完全週休3日になりましたし、
併設の店舗も5月いっぱい閉めることに。
しかしすごい時代に我々生きてますよね。
 
先週、実家に妹の同級生という謎の人物が現れたそう。
あいにく妹は今海外にいるので、対応したのは父だったのですが、
娘の同級生がわざわざ来てくれたのを喜んで、その場で妹に電話繋いだみたいだけど、
同級生は同級生だけどクラスも違うし、喋った記憶ないし、
小学1~2年でその子は転校したって言ってるしアヤシイと思って、
別な同級生にその子のこと知ってるか連絡してみたら、
宗教の勧誘で元同級生の家々を回ってるそうで、その子の家にもその日の来たそうな。
父は妹と私に説教されました。笑
 
ほんと混沌とした状況ですので、こういう時期に人を喰いものにしようとする奴らが、出てくるだろうなと思ってたら早速ですかそうですか。
みなさま本当にお気をつけあれ。
 
あとこんな状況だから揺れやすかったり肉体にも影響出るのはしょうがないなと
自分の状況見ててもそう思うけど(やたら眠かったり、片頭痛出たり)
でも混沌に飲まれないように喰われないように、
その都度その都度休んだり、情報から距離を置いたりして対処しましょう。
この時期に感情的になったら消耗するだけ、まだまだ戦いは長いですから。
 
悲観せず楽観せず。
日々を過ごしていきましょう。

秘めたる祈りは熱く、鋼のごとく

春は庄内に行きたくなる。

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…のかわからないですけど、

意図せず先日、去年と同じ時期に山形は庄内地方へふらりと行ってきました。
その前に行った時も春だったな。
去年は鳥海山近辺をぐるぐる回って、丸池様とか釜磯の湧水見たり、
秋田側まで足を延ばして、元滝見たりして、、ますます虜になってしまったのでした。
奈良や糸魚川に恋に落ちたのと一緒の感覚。ご飯もおいしかった。
庄内スキ♡ 鳥海山出羽三山スキ♡ 庄内の自然のエナジー最高♡
その土地その土地のエネルギーってありますが、肌になじむ感じ?
なんて言ったらいいのか、お懐かしうございますぅ、みたいな感じです。(更に謎)

そして先日のこと、行きたいな~と思いつつ、1年ぶりの庄内。
来たはいいけど、月山も湯殿山も本宮まで雪で行けないだろうしなーと思って、
なんとなく湯殿山の瀧水寺大日坊に訪れてみました。

500円の拝観料で簡単なお払い(若めの方がしてくださいました)と、
大日坊の歴史を高齢のお坊さんが説明してくれたんだけども、
お話し前のお払いが最高にすっきりしたのよ。
お経(でいいのか?)の「六根清浄~」の独特のリズムと大きな梵天
パッパッと振ってもらったら頭がスーッとしていって。
テレビとかで修験の方が「懴悔(さんげ)懴悔(さんげ)六根清浄~」って
唱えながらお山を駆けているの見るとなんか知らんけど
あのリズムにウルっときちゃうので、たぶんその感覚なんですけど。

高齢のお坊さんによる大日坊の歴史のお話は、ちょっと偏ってる部分あるなー、
商売っ気あるなー(笑)と、思うところはあったものの、
講談聞いているみたいですごく面白かったです。
羽黒山出羽三山神社では出羽三山崇峻天皇の皇子である蜂子王子が
開山としていますが、大日坊は大同2年に空海が開いたと言われているそうで
(また出た大同2年!)
羽黒山側と湯殿山側で見解が違うのも面白いです。

明治の神仏分離廃仏毀釈で、羽黒山などが神社に変わった中でも、
ここはお寺であることを変えず、かなり大変な目にあったようで、
そしてお坊さんの口ぶりから、どうも羽黒山と確執があるような雰囲気を感じました。
それと明治政府への恨みたいなのを感じて、
あれ?これこの感じ良く知ってるな、なんだっけ、常日ごろ味わってるやつ…

そうそう…地元会津と一緒じゃん!

って思ったけど、そもそも庄内は戊辰戦争会津同様に
旧幕側の急先鋒(会庄同盟っての組んでましたわ)で、
その根底にある気骨のようなものは、似てるんだなと気づきました。
庄内って勝手ですけど自然が雄大なだけにおおらかなイメージがありましたが、
奥に反骨精神のような鋭い熱意のようなものがあるのだと感じてびっくりしたのでした。

こちらのお寺、真如海上人という方の即身仏もいらっしゃいます。
即身仏に対してあまりいいイメージがなかったのですが、
即身仏の説明や神仏分離で大変だった話とか色々聞いていたら、
庄内のどういった歴史や風土から、即身仏が生まれたのだろうと
妙に興味がわいてきて、帰ってからネットとか文献読み漁って色々調べてしまいました。

以下、ながーくなりますが、お付き合いください。笑

出羽三山は今は月山・羽黒山湯殿山ですが、
その昔は、湯殿山は含まれなかったようで、
(中世頃までは鳥海山・月山・葉山のことを三山と言ったという説もあり)
湯殿山は山のことではなく、現在湯殿山神社のご神体となっている巨岩のことを言ったそうで、
湯殿山出羽三山それぞれの「総奥の院」とされたそうです。
湯殿山麓には別当寺として湯殿山派4ヶ寺(注連寺、大日坊、大日寺、本道寺)というのが存在していて、
4ヶ寺の宗派は江戸時代の寛永中期(1624-1644)ごろには
真言宗の影響が濃くなっていったそうです。


湯殿山4ヶ寺で活動した人々は、およそ三種類に分けられるようです。

清僧(正式な僧侶)
修験者
一世行人

この中でも湯殿山を中心に活躍した一世行人は、
<一生をかけて修行する人々>とのことで、とても特殊な立ち位置だったようです。
寺の中でのヒエラルキーは低く(低いというか別格というのが正しいのかな)
修験者の入峰儀礼にも参加できず、寺での灌頂も受けられなかったので、
修験でも仏の道でも上を目指すことはかなわなかったようです。
湯殿山の修験者は、家を持ち妻帯し百姓などとしての仕事も持っていたようですが、
一世行人たちは禁欲し肉食せず、行に専念していたとか。
極寒期に山に入り、湯殿山の仙人沢や玄海に千日間籠り続け、
水垢離し、木食行(肉食を避け、木の実・草のみを食べる修行)をしたそうです。
そんな栄養状態良くない中での行で、湯殿山の仙人沢などでは、
行の途中でたくさんの一世行人が亡くなっているようです。

即身仏の多くは、実は一世行人と呼ばれる人たちがなったもののようです。

少し話を戻しますと、出羽三山羽黒山
もともとは湯殿山と同じ真言宗のお寺だったそうなのです。
羽黒山中興の祖と言われる別当天宥法印が、
徳川家の庇護を受けるために天台宗への改宗を行います。
羽黒山側は湯殿山派4ヶ寺にも天台宗への改宗を求めますが、
拒まれたため、裁判に発展したそう。

神仏分離以前に、ここで羽黒山との溝ができたんだな~と納得。
そして湯殿山派は自分たちの真言宗としての正当性を求めるために、
「開祖の空海に倣い、即身成仏を実践している」と宣言しました。
そのために、そこから湯殿山派の行人たちは即身仏を目指すようになったのだそう。
その証拠にそれ以前に即身仏になった人はいなかったそうです。
これを知り、とてつもない衝撃を受けました。

古代からお山の利権をめぐった宗教間でのなんやかんやを
自然は、神々はどう見ていたのだろうと思うと眩暈がしますが、
ただ、純粋なまでに行に打ち込む一世行人の姿には、頭が下がる思いです。

ある部分では柔軟にものごとに向き合っていくことが大切だと思っていますが、
それには熱く鉄のような意志が心にあってこそだと。
貫き通すことへの強い想い、を湯殿山の歴史から感じました。

それと明治の神仏分離で失ったものは、仏像や建造物のモノだけでなく、
祈りの形というか、何かもっと別の大切なものだったのではないかというのも、
すごく考えさせる庄内小旅行でもありました。
雪が解けたら湯殿山の本宮や月山、鳥海山に登拝してみたいです。

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長々と失礼しました!