銀河はめざめた

Annaの雑感、ショップ日記、巡礼記、キスマイごと

メタミクトしていく ~願いを叶えるアクセサリー~

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ご紹介が遅くなりましたが、先日お納めした「願いを叶えるアクセサリー」です。
ご依頼主様からは仕事で数字を出し、その富を循環させるというような願いを頂いており、それに沿った石たちを選ばせて頂きました。

今回メインの石ではないですが、天然のジルコンとイエローサファイア(非加熱・天然色)を使用してみたのですが、これがピリリととってもいい働きをしてくれてますね。

ジルコンというと、キュービックジルコニアという合成石のイメージが強く混同しがちですが、今回使用しましたのは合成石ではなく、れっきとした天然石・天然色のジルコンです。
ジルコンは風信子鉱(ヒヤシンス鉱)とも呼ばれ、現在確認できている鉱物の中で地球最古のものがオーストラリア西部から見つかった、約44億年前のジルコンだそうです。

古代から富や名声を招く魔術に使われたそうです。
また、中世の代表的な鉱物誌であるマルボドゥスの「宝石について」の記述には「悲しみを避け、いわれなき疑いを晴らす。」「持ち歩けばどこに行っても安全だし、悪疫が蔓延している土地でも、害を受けることはない。」「主人からもてなされ、誉れある身にふさわしい歓待を受けよう。」「正義を求めれば、拒まれることはまったくない。」とあり、なんだかとってもいいことづくし、かなりパワフル。

そして少し石の構造的なお話をすると、ジルコンはウランやトリウムを含んでいる鉱物です。(微量なので人体に影響はありません)ウランやトリウムなどの放射性物質を含む鉱物は長い年月が経つにつれ、外側は結晶した当時のままを保っていますが内部の結晶格子が放射能の影響で破壊され原子や分子が乱れた配列になる、メタミクト(非晶質化)という状態になるそうです。
また、メタミクトが進んだジルコンに再度高熱をかければ、結晶質が再生するという面白い性質を持っています。
更に、ジルコンは硬く、火山やマグマの熱に耐えうる耐熱性も持っているため、風化に強く分解されにくく、そのためジルコンの内部のウランの状態を見れば地質の年代や当初の様子を知ることができるそうです。

ウランが含まれるということでとても天王星やタロットのタワーっぽい革新的な性質(=既存のものを一度解体する)を感じます。それかタロットのアートの大釜の中(錬金術)のようでもあります。意識の改革、何かより高度なものを産み出すという魔術にはぴったりな石ですね。今以上の富や結果を得るためには、意識や現状の改革というのは必須ですね。それをその場限りではなく長く続けていく耐久性というか持続力も必要です。そんなことを改めてジルコンを調べていて思いました。

インスピレーションだけで最初はピックアップした石なのですが、改めて石について深く知ると、いろんなシンクロがあり驚きです。うまくできてんな~~!と自分でも思います。笑

ジルコン以外にもメインの石をはじめ、「陽」のエネルギーの石たちを引き立たせるように繋いだブレスレットです。
ご依頼主様が今以上にますます輝かれて、今以上の結果を出していかれることをイメージしました。

ここに千春さんの魔法が乗ったので、これはもう素晴らしい魔道具作ってしまったな。という感想です。(自画自賛ですいません、笑)

Y様本当にオーダーありがとうございました!